自宅で作る中華料理に自分らしさを求めているあなたには、手作り豆板醤がオススメかもしれません。
あなたが利用している豆板醤は、どのメーカーから販売されているものですか?私は、ユウキ食品の四川豆板醤を愛用しています。美味しいんですよね。お手頃価格なのに味と品質のクオリティが凄いんです。メーカーさんの努力って凄いなといつも思います。
ところで、あなたは豆板醤って手作りできることをご存知ですか?材料に「そら豆」を使うのですが、流通する時期が今だけなんです。この時期を逃すと、次回の機会は来年となってしまいます。今回は、そら豆から豆板醤を作るコツについて解説します。
目次
豆板醤の原料
そもそも豆板醤とは、何を原料とした食品なのでしょうか。ここでは、豆板醤の原料や栄養素などについて解説します。
豆板醤の原料はそら豆
あなたは、そら豆を見たことがありますか?緑色の皮に包まれた手のひらサイズ大の豆です。私が近所のスーパーで買ってきた時に撮影したそら豆の画像を記事の後半で紹介しておきますね。
豆板醤に含まれる栄養素
豆板醤の原料であるそら豆には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?日本食品標準成分表(八訂)増補2023年によると、そら豆(おたふく豆)の可食部100(g)のうち、37.2(g)が水分です。5大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物・ミネラル・ビタミン)もそれぞれ含んでいます。
その中で私の目を引いたのは、炭水化物です。可食部100(g)のうち、炭水化物は52.2(g)です。何となく大豆と似たような成分をイメージしていましたが、全く異なる事がわかります。ちなみに、大豆の可食部100(g)のうち、炭水化物は9.9(g)です。
豆板醤を手作りするなら春しかない
豆板醤の主原料は、そら豆です。ところで、そら豆の収穫時期をご存知でしょうか?そら豆の収穫時期は、4-5月です。そら豆の生産量でトップクラスを誇る鹿児島県のJA鹿児島いずみのサイトにも明記されています。
そら豆が手に入るのも4-5月です。この記事を執筆しているのは2024年4月です。つまり、手作りするなら今しかないということです。
豆板醤は油で炒めると本気出してくる
あなたは、今日もお気に入りの豆板醤で中華料理を作ろうとしています。あなたなら、どのタイミングで豆板醤を投入するでしょうか?
先に答えを言ってしまいます。具材を炒めるよりも前に、豆板醤を油で炒めてみて下さい。驚くほど香りとコクが出るんです。これは、私の尊敬する料理系Youtubeの先生たちが口を揃えて教えてくれています。是非、お試し下さい。
豆板醤を手作りする手順
ここまで読んだあなたは、豆板醤の原料や栄養素、そして手作りするなら今しかないことを理解した状態です。それでは、実際に豆板醤を手作りするには、どのような手順で進めたらよいのでしょうか?ここでは、私が実際に手作りしている様子も交えて解説します。
そら豆を買ってくる
そら豆は、近所のスーパーで4-5月に買うことが出来ます。私の場合、スーパーの野菜コーナーで見つけることが出来ました。スーパーで買ってきたそら豆を自宅で開封・撮影したときの画像を紹介します。
3パックで1kgの量です。すると、あなたは「そんなに!?」と思ったかもしれまん。しかし、これには理由があるんです。あとで解説します。
そら豆を取り出す
そら豆を茹でるため、殻から豆本体を取り出します。皮は柔らかく、手で簡単に剥くことが出来ました。
1つひとつの皮を剥くのは簡単ですが、数が多いためそこそこ大変です。この量で15分くらいかかった気がします。全ての皮を剥き終えて、計量したらこうなりました。
スケーラーが示す値は、287(g)です。覚えておきましょう。そら豆は、皮を剥くと1/3になるということを。
そら豆を蒸す
そら豆の皮を剥いたら、次は蒸す工程です。そら豆に火を通す方法は、茹でる、または蒸すの二択です。私は「蒸す」を選択しました。理由は、まるっとパンのドライスチーマーを試したかったからです。
まるっとパンのドライスチーマーとは、YouTubeチャンネル『COCOCORO』からクラウドファンディングで販売されていた高温乾燥蒸気を用いた蒸し調理が可能な調理器具です。既に募集終了したプロジェクトですが、URLを紹介しておきます。
https://camp-fire.jp/projects/view/702959
フライパンの1/3程度まで水を入れ、蒸し器で10分ほど蒸しました。
そら豆を潰す
そら豆を蒸し終わったら、鍋から取り出して潰します。そら豆をボールに移し、手で潰しました。5分ほどで作業終了です。以下は、潰したあとの画像です。
そら豆と米麹を混ぜる
そら豆を潰し終えたら、米麹・一味・味噌を混ぜ合わせます。
5分ほど混ぜ合わせたら作業終了です。
そら豆を詰め込む
全ての材料を混ぜ合わせたら、容器に詰め込みます。容器は、日本発行文化協会主催のベーシック講座(麹教室)で頂いた容器を使うことにしました。
容器をアルコールで消毒し、そら豆を容器に詰めていきます。詰め終わったら、そら豆が空気に触れぬようラップで覆い、蓋を締めて作業終了です。
豆板醤を美味しく食べる方法
ここまで読んだあなたは、豆板醤を手作りする手順について理解できている状態です。豆板醤が完成したら、何を作りたいですか?ここでは、豆板醤を美味しく食べる方法について解説します。
豆板醤で作る麻婆豆腐
みんな大好き麻婆豆腐。あなたは自分だけの豆板醤を手に入れました。あなたの豆板醤で、あなただけの麻婆豆腐を作り、みんなで美味しく頂きましょう。その時には是非、私も招待していただけると嬉しいです。
豆板醤で作る麻婆茄子
「麻婆豆腐がいけるなら麻婆茄子もいけるでしょ」と何処かの偉い先生が言ったかどうかは定かではありませんが、以前の私がノリと勢いでそう思ったのは事実です。茄子は夏と秋が旬です。あなたの豆板醤で作る麻婆茄子は、暑い夏をより熱く、涼しい秋をより刺激的にすることでしょう。
豆板醤で作るエビチリ
麻婆豆腐と同じくらい大好きな一品がエビチリです。私の実家では、大型連休に地元の中華料理店でエビチリを食べることが恒例行事でした。しかし、数年前に店主高齢化などの事情により閉店してしまったんです。
美味しかった地元の中華料理店のエビチリ。店主の味付けを思い出しながら、実家でエビチリを振る舞う事が恒例行事となりました。恒例行事に向けて、月に1回、自宅でエビチリを練習しています。
豆板醤を作るコツのまとめ
最後にまとめです。
- 豆板醤の原料はそら豆。手作りするなら春しかない。
- そら豆は、皮を剥くと1/3になる。
- 自家製豆板醤であなただけの麻婆豆腐やエビチリを楽しめる。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。ありがとうございました!
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