この記事では、このような疑問について解説しています。
- 酢を飲むと体脂肪を減らせるって本当?
- 体脂肪を減らすためには、酢をどれくらい飲んだらいいの?
- 酢には、どんな種類があるの?
2021年に42歳だった私は、1年で体重が 5kg も増えました。当時は在宅勤務だったため、自宅から1歩も出ずに1日が終わることもありました。今思い返すと、どう考えても運動不足でした。それからダイエットについて調べ、酢には体脂肪を燃焼させて脂肪の蓄積を抑える効能があることを知りました。
日本人の体重や体脂肪量は、朝と夜に酢を摂取するだけで減少します。これは論文でも発表された事実です。あなたはこれを聞いて、酢について今とても興味が湧いていることでしょう。安心して下さい。今回は、酢の効能や種類などについて詳しく解説します。
酢にはどのような効能があるのか
あなたは「酢」と聞いて、どのような特徴をイメージするでしょうか?おそらく「酸っぱい」いわゆる「酸味」をイメージすることでしょう。実は、その酸味に健康的な効能が隠されています。
酢には酢酸が含まれている
酢の主成分は「酢酸」です。酸という名前が示す通り、水素イオン濃度(pH)は、「酸性」を示します。「酸っぱい」のもこれが理由です。
酢に酢酸が含まれている理由
酢に酢酸が含まれる理由は、「酢酸発酵」です。酢酸発酵とは、酢酸菌がアルコールを酢酸に変性させるプロセスです。
酢にアルコールが関係する理由
酢にアルコールが関係する理由は、「アルコール発酵」です。アルコール発酵とは、酵母が糖をアルコールに変性させるプロセスです。
原材料をアルコール発酵と酢酸発酵させると酢になる
「米酢」や「リンゴ酢」などのように、酢の原材料は穀物や果実です。原材料がアルコール発酵と酢酸発酵というプロセスを経て、米酢やリンゴ酢が完成します。
酢は脂肪蓄積を抑制する
酢に含まれる酢酸には、脂肪の蓄積を抑制し、燃焼を促進する効能があります。これは研究で示されており、定期的に酢を摂取することで、体脂肪率の低下や体重管理に役立つとされています。
酢は血糖値の上昇を緩やかにする
酢に含まれる酢酸は、食後の血糖値の上昇を緩やかにします。食事に小さじ一杯の酢を加えるだけで、血糖値の安定に寄与するという研究結果もあります。摂取した糖分の吸収を遅らせることに繋がるため、それだけ太りにくいと考えることが出来ます。
酢は消化活動を促進する
酢には、唾液や胃液など消化液の分泌を促す効能があります。試しに、今から下の写真を1分間見続けてみて下さい。
1分間お疲れ様でした。今頃、あなたは唾液の分泌を体感していることでしょう。このように、酢のような酸っぱい食べ物には消化促進作用があるのです。
酢を効果的に活用する方法
ここまで読んだあなたは、酢の効能について理解が深まっていることでしょう。それでは、あなたが日常に酢を取り入れて効果的に活用するには、実際どうしたらよいのでしょうか?ここでは、酢の効果的な活用方法について解説します。
酢を食事前に飲む
食事前に小さじ1杯の酢を水やお茶で薄めて飲んでみてください。消化液の分泌が促されるため、食事の消化活動が促進されます。
私の場合、毎朝食事前に小さじ1,2杯のリンゴ酢を水100(ml)で薄めて飲んでいます。唾液や胃液など消化液の分泌を促したほうが、食事を楽しめそうだからです。もしあなたが朝に食欲を感じない場合、朝食前に酢を飲むことで改善されるかもしれませんね。
酢を食事と組み合わせて摂取する
あなたがサラダを食べる時には、ドレッシングに酢を取り込んでみてください。和風に洋風、中華風など、酢を使った様々なドレッシングのレシピがインターネット上に存在します。煮物などの調味料に酢を取り込むアプローチも可能です。大切なのは、無理なく継続的に酢を摂取することです。
私の場合、平日は朝晩に酢を水で薄めて飲み、休日は調理に酢を取り込んで摂取しています。以前と比べて、胃もたれすることが無くなったように感じてます。
酢を摂取する際の注意点
酢で有名なミツカンさんのサイトでは、「摂取目安は約大さじ1杯(15ml)」とされています。何事も過剰摂取は良くありませんよね。好みや目的に合わせて、適量摂取を継続するよう心がけると良いでしょう。
酢を飲み続けたらウェストやヒップが減少したというエビデンス
多くの研究が食酢のダイエット効果を支持しています。以下は、その論文です。
J-STAGE | Vinegar Intake Reduces Body Weight, Body Fat Mass, and Serum Triglyceride Levels in Obese Japanese Subjects https://www.jstage.jst.go.jp/article/bbb/73/8/73_90231/_article/-char/ja/
実験の概要と結果を以下に纏めておきます。あなたも私と一緒に明日からリンゴ酢を摂取してみませんか。
- 被験者: 男性 111 名, 女性 64 名
- 被験者を3グループに分割して12週かけて実施
- グループ1: 朝食後と夕食後にリンゴ酢を接種しない
- グループ2: 朝食後と夕食後にリンゴ酢 15 (ml) を接種
- グループ3: 朝食後と夕食後にリンゴ酢 30 (ml) を接種
- リンゴ酢接種グループの体重,ウエスト,ヒップが減少した。※-1.1(cm)~-1.9(cm), -1.2(kg)~-1.9(kg)
酢の種類と選び方
ここまで読んだあなたは、酢の効果的な活用方法についても十分に理解が深まっていることでしょう。それでは、あなたが日常に酢を取り入れようとする場合、どのような選択肢が存在するのでしょうか?ここでは、酢の種類や選び方について解説します。
酢には幾つかの種類がある
あなたは、酢の原材料が穀物や果実であることをご存知ですよね。そうなんです。酢の種類は、原材料の数だけ存在します。
米を原材料とする米酢
米酢は、米から作られた酢です。特徴は、黄色い外見と米の甘さをほんのり感じられる点です。和食では、酢の物や煮物の調味料としてよく使われています。
酒粕を原材料とする赤酢
赤酢(あかず)は、酒粕から作られた酢です。特徴は、赤色と酒粕のコクを感じられる点です。酒粕を長い年月をかけて熟成させるため、それだけの生産コストが発生します。高級な寿司店のシャリに使われている印象です。
リンゴを原材料とするリンゴ酢
リンゴ酢は、リンゴから作られた酢です。特徴は、薄い黄色とリンゴのフルーティーな香りです。私の経験上、リンゴ酢が最も飲みやすい印象です。
ブドウを原材料とするバルサミコ酢
バルサミコ酢は、ブドウから作られた酢です。特徴は、黒色でブドウの香りと複雑で濃厚な味わいです。私の場合、「リンゴ酢のように飲みやすいのでは?」と思って試してみましたが、リンゴ酢のほうが飲みやすかったです。
酢を選択するポイント1:用途
あなたが酢を消費する用途に応じて、選択しましょう。以下に、具体例を紹介します。
あなたは休日に麻婆豆腐を調理しています。味見をしたら、いつもより辛くなってしまいました。そんな時には、米酢を少し加えてみてください。酸味は辛味を和らげますし、米酢なら麻婆豆腐にも馴染みます。
酢を選択するポイント2:風味
酢は、原料の数だけ種類があります。特に加熱せずそのまま食べる場合には、香りや風味に応じて選択しましょう。以下に、具体例を紹介します。
休日の午前中、あなたはスーパーで旬の野菜をお手頃価格で購入すること出来ました。お昼は、その野菜をサラダにして食べてみようと思います。そんな時には、ドレッシングにリンゴ酢を少し加えてみてください。リンゴの爽やかな香りと酸味が、あなたのサラダをより爽やかに演出してくれることでしょう。
酢に関するQ&A
ここまで読んだあなたは、酢の種類や選び方についても十分に理解が深まっています。ところで、この記事の冒頭でいくつかの疑問を提示したことを覚えているでしょうか。ここでは、それらについて振り返り、あなたの疑問を確実に解決します。
酢を飲むと体脂肪を減らせるって本当?
酢に含まれる酢酸は脂肪の蓄積を抑制し、酢酸の燃焼を促進させます。これは研究で示されている事実です。定期的に酢を摂取することで、体脂肪を減らせます。
酢は、どれくらい飲んだらいいの?
酢の摂取目安は、「約大さじ1杯(15ml)」とされています。好みや目的に応じて、適量を継続して摂取できるよう心がけると良いでしょう。
酢には、どんな種類があるの?
酢の種類は、原材料の数だけ存在します。米から作られた米酢やリンゴから作られたリンゴ酢などが代表例です。
酢の効能と摂取方法に関するまとめ
今回は、酢の効能と効果的な摂取方法について解説しました。まずは朝食前に、酢を少しだけ飲んでみる所から始めてみて下さい。あなたは、朝食を健康的に摂ることが出来るようになります。そして、最高のコンディションで1日を始めることが出来るでしょう。わたしがリンゴ酢を飲んで取り組んだ体験談を紹介しておきます。是非ご覧ください。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。ありがとうございました!
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